子どもの好き嫌いや偏食。
まず矢面に立たされるのが苦みの強いゴーヤやピーマン、食感が独特ななす、香りの強いしいたけなどを筆頭とした「野菜」です。
味・食感・香り・見た目、ハードルとなるものがいくつも。
「子どもは、苦みや酸味を本能的に”危険な味”だと判断する」
処方薬が飲めないとかかりつけ医に相談したところ、そんな話をされたことがありました。
だから仕方ないんですって。
ところが、実際には「お肉やお魚」をあげる子も多いです。
こちらも苦手な理由は野菜と大きく変わりません。
- 臭みや香りなど
- 嚙み切れない・飲み込めない
- 骨が邪魔
- 魚の目が怖い
などなど。
食べず嫌いならば、調理方法や味付で「とりあえずひとくち」からスムーズにいくことも稀にあります。
期待はできませんが(笑)
私自身、子どもの偏食には長年悩んできました。
特に大変だったのが「感覚過敏」のある次女。
食べやすさを優先するとどうしても加工品に頼りがちになってしまうので、毎日となれば塩分や添加物も気になりますね。
そこで今回、試行錯誤の末に次女が喜んでくれたおかずをピックアップ。
お肉料理から4つご紹介します。
手作り皮のもちもち白菜餃子
1つめは、餃子。
野菜嫌いの子どもでも、比較的ヒット率の高いメニューのひとつにあがりますね。
我が家では家族そろって大好物です。
今回ご紹介するのは、さかのうえまろ(@sakanoueno_maro)さんの「まろすたいる」から白菜の餃子の作り方です。
お肉の旨味をたっぷりと吸った白菜。
野菜のシャキシャキとした食感とじゅわ~っ!と溢れる汁、薄味でしつこくないのでタレをつけての味変もほっぺの落ちるおいしさ。
まろさん餃子の材料
まろさんのレシピから引用しています。
調味料のオススメや詳しい作り方は、「簡単おいしい!白菜と豚ミンチの餃子の作り方」をご覧になってくださいね。
中サイズ120個分の材料です。
- 白菜 半玉
- ニラ 3束
- 青ネギ 1束
- 豚ミンチ 600g
- おろし生姜 小さじ1
- 調味料 中華だし、醤油、オイスターソース、酒、ごま油 各大さじ1
- 市販の餃子の皮 120枚
我が家の餃子は、皮から手作りです。
モチモチで食べ応えがあるのでおなかに貯まります、満足度高し!
COOKPADのレシピを参考にしていますよ。
先に皮を作って寝かせている間にあんを作り、あんを寝かせている間に皮を伸ばすといった感じで進めていきます。
キレイな焼き色、パリパリに仕上がりますよ。
食感はモチモチでとってもジューシー!
残念なことに、キャベツや白菜が苦手な長女。
あんを別々にすることもありますが、長ネギ・小ネギ・ニラなどをメインにすることが多いですね。
とりむねのおつまみ揚げ
2つめは、鶏むね肉を使った揚げ物を。
「レタスクラブ」で紹介されている「とりむねのおつまみ揚げ」です。
材料・作り方ともにサイトをご覧ください。
鶏むね肉に下味をつける時、私はボウルではなくビニール袋を使っています。
揉み込むのもラクで、まんべんなく味が染みるのでお手軽です。
衣はカリカリ、お肉はしっとりやわらかです。
餃子とおつまみ揚げ。
次女的なポイントは「外がカリカリ・サクサク、中はやわらか」なこと。
例えばカツ。
鶏肉なら、皮をキレイに外したむね肉や、筋をしっかり取ったささみを使いますし。
豚肉なら、しゃぶしゃぶ用のロース肉を重ねて使います。
ジューシーな豚そぼろ
3つめは、私が子どもの頃から大好きなおふくろの味。
鶏そぼろと比べると脂が多い分だけ、味がしっかりとしています。
我が家では週1回登場する「お肉ふりかけ」です。
材料
- 豚挽き肉:150g
- 砂糖:小さじ2
- 酒:大さじ2/3
- しょうゆ:大さじ2/3~大さじ1
- 生姜:お好みで
豚挽き肉からは、たくさんの脂が出るので油は引かず。
出てきた脂が多いかな?と思ったら、たたんだキッチンペーパーで吸い取ります。
だいたい火が通ったら砂糖を、続いてしょうゆとお酒を入れて、煮切ります。
余った豚そぼろはチャーハンに入れてもよし、麻婆豆腐にリメイクしてもよし。
汎用性が高くて大好きです。
忙しい日の簡単レシピでもあります。
豚挽き肉は、150~200gの小分け冷凍にして常備がマスト。
豚バラ肉のラフテー
4つ目は、簡単レシピからもう1品。
ペラペラの豚バラ肉を使って作るラフテーです。
COOKPADのレシピを参考にしているのですが、調味料はアレンジ。
調味料はお肉の量にあわせて。 泡盛は日本酒、昆布は顆粒だし、黒砂糖は上白糖に置き換えちゃう。
豚バラのしゃぶしゃぶ肉で作ったラフテー - はっちゃき娘ズplus☆
味が染みるのも早く、食べやすく。
茹でただけの冷凍うどんでも、ラーメンがインスタントでも、これを添えると手抜き感が一掃できるのもスタメンになれる理由の1つ(笑)
炊きたてごはんに乗せてもおいしい。
最後にまとめ
子どもの偏食で悩んでいる方は少なくないと思うのですが。
「親の甘やかし」などネガティブな目を向けられがちで、自分自身や子育てを否定されたと感じ傷つくこともあります。
明快な解決方法がないものは、悩みも深くなるものですよね。
完食できるのはステキなことです。
でも、食べられない子にもそれぞれの事情があります。
もちろん、成長期の体に動物性たんぱく質は欠かしたくありません。
育ち盛りに限らず、体を作るために動物性たんぱく質は大切です。
成長期の子どもの身体は、どんどん骨や筋肉の量が増え、内臓、皮膚、血液、毛髪など、身体を構成するために必要な成分を欲しています。身体を作る材料として必ず必要なのが、たんぱく質です。
子どもの成長、何を食べたら育ち盛りの身体をきちんとサポートできる?より「動物性たんぱく質の優秀さ」|ベネッセ教育情報サイト
ただ体にとって大切でも、無理なものは無理なんです。
口にできないのは仕方のないこと。
だから無理のない範囲で。
もしも、食べられるものが見つかったら嬉しいですよね。
嫌々口に押し込んで流し込む食事は、大人だって苦行です。
楽しい時間にしてあげたい。
そして「おいしい!」と、笑顔で食べられるものが増えたら嬉しいです。
今回ご紹介したレシピは、感覚過敏っ子に限らずオススメしたいものばかり。
ぜひお試しあれ。