長い長い夏休み、面倒くさい課題といえば昔も今も「自由研究」ですね。
先延ばしにしてギリギリになって、最終的には「親が全部作りました!」なんてこともよく聞くお話ではないでしょうか。
どうせなら、子どもが中心となって楽しく終わらせてくれたら親は大助かり(´▽`)
そこで今回は、実際にやってみておすすめだった自由研究「色水作りの実験」「ひたすらなわとびチャレンジ」をご紹介します。
こちらは低学年向けの内容になっていますよ!
「自由研究ってどんなことをすればいいの?」という疑問を解消!
子ども自身の力で、楽しく達成感を得て欲しい方におすすめです。
いろんな色水を作って色の変化を観察しよう
きっかけはバラエティ番組で、「あさがおの花を水につけてしぼって色水を作る」という場面に興味を持ちました。
小1といえば、学校であさがおを育てるのが定番ですね。
我が家ではその種を取って毎年植えているのですが、しぼんだあさがおをつんで水につけてみたところ、なかなかきれいな色になりました。
初めて作ったあさがおの色水
2日ほど放置すると、しぼらなくてもきれいな色が出ます。
しぼった色水の写真を撮ってファイリングするだけでもOK。
私たちは親子で取り組んだので、1ステップ上げて加熱を取り入れてみました。
- これで布を染めたらどうなる?
- ほかにもキレイな色水のできるものはある?
しぼった色水と加熱した色水を比べてみよう
まずは問題、以下の①から⑤の写真は一体何の色水でしょうか?
左がしぼった色水で、右が5分間加熱した色水です。
①
②
③
④
⑤
実験に必要な材料
- 色水の材料:野菜や花など
- 容器:色水を入れるもの
- 割り箸
- 鍋
- 画用紙・ボール紙・模造紙など:まとめるためのもの
- 布
- 小さなチャックパックの袋
- 両面テープ
色水の材料以外はすべて百均そろいますが、布は素材によって染まりにくいものがあるのでチェック!
撥水性のあるガーゼより手ぬぐいのような素材がいいので、購入時には気をつけてくださいね。
実験の手順とまとめ方
まずは手順を考えて、それに沿って実験を進めていきます。
- 色水はもむ、しぼるなどの方法で作る
- 色水に小さく切った布を入れて5分間加熱する
- しぼった色水と加熱した色水、それぞれ計2枚の写真を撮る
- 染めた布は乾かしてから、小さなチャックパックの袋に入れる
- 写真と布は、実験をまとめる画用紙に両面テープで貼る
そこに「どのような変化があったのか」などのコメントを、手書きで入れていきます。
染まりやすかった、染まりにくかった、色が変わった、変わらなかったなど、簡単にひとことでも大丈夫。
箇条書きでいいです。
画用紙1枚に対して素材は1つ、表紙はボール紙で作りました。
最後に2穴パンチで穴を開けてリボンで閉じたら、あっという間に完成です。
先ほどの正解ははこちら
- あさがお
- 玉ねぎの皮
- にんじん
- なすの皮
- 緑茶
あさがおとにんじんはしぼり汁がとてもキレイなのに、加熱するとくすんだ色になってしまいました。
逆に玉ネギは、加熱すると深みのあるキレイな色に変化。
1日1つ取り組んだとしても、1週間あればじゅうぶんな作品が仕上がります。
なわとび何回とべるかな?
こちらは、体を動かすことが得意なお子さんにおすすめです。
もちろん苦手を克服するためのチャレンジとしてもOK!
「なわとびなんかいとべるかな?」と題してお天気のいい日になわとびを飛んで、この記録を一覧表にしていくだけなので簡単です。
記録に必要な道具
- なわとび
- 表
- 筆記用具
記録の手順とまとめ方
一覧表はエクセルで作ってコピー用紙に印刷、画用紙に貼りつけてから全体のデザインを考えていきました。
- 前半:前飛び・後ろ飛びの回数を記入していく
- 後半:二重飛び・交差飛びなどのあやとびの回数を記入していく
記録を視覚化することで「頑張った成果」がわかりやすくなります。
これが自信に繋がった次女は前飛びが300回を超えて、学年で1位2位を争うほどのなわとび名人になりました。
自由研究が完成して、やる気スイッチまで押してあげることができました。
学校の先生がおすすめする自由研究
先生に直接お伺いしてみると、堅苦しく考えなくて大丈夫とのお返事でした。
例えばこんなことに取り組めばいいそうですよ。
- 鍵盤ハーモニカやリコーダーで、1曲ひけるように練習する。
- 縄跳びをたくさん飛べるように、毎日練習する。
- 百マス計算に、毎日取り組む。
立派なものを作ることより、家庭学習のように「コツコツと継続すること」を求められていると感じますね。
最後にまとめ
親子の取り組み・子どもの取り組み
私の方針は「アイデアは出すけれど、極力手は出さない」です。
今回もIHクッキングヒーターを使う時に監督として立ち会ったので、ほとんど次女の力で作っています。
- 子どもが1人で取り組めるもの
- それなりに形になって達成感のあるもの
親子で一緒に取り組んで、そのプロセスを学ぶ方法もあるでしょう。
- 普段はできないような立派な作品を作りたい
- お父さんと一緒に工作をしたい
- お母さんと一緒に料理をしたい
どういったスタイルにするのかは、それぞれのご家庭で相談してみるといいですね。
普段なかなか親子の時間の取れない方には、コミュニケーションを取る絶好のチャンスになりますよ!
興味・関心を持って取り組めるか
子どもの理科離れが進んでいると聞きます。
実験などは楽しいけれど、生物は「見た目が気持ち悪い」というだけで苦手意識に繋がってしまう子もいるようです。
けれどこんな小さな実験でも「面白い」と思えたら、次の興味に繋がるかもしれません。
先にも述べましたが、気づきは日常の中に転がっています。
例えば家庭菜園でも、作物の成長を見ながら何となく「そういうものだ」と知識を得たことが、学校での学習に繋がることもありますよ。
野菜の苗を見て作物がわかるようになった、それだって学びです。
親子クッキングをして、その過程をまとめたら立派な作品になりますね。
難しいことをする必要はないんです。
子ども目線で見つけた小さな興味を膨らませて、その好奇心を満たしてあげられたらそれで十分だと思っています。
子どもたちの世界を豊かにする、楽しい自由研究と出会えますように!