2019年の冬はゆっくりと到来。
いつの時代も薄着で通学する若者たちは多く、我が家の中学生女子も例に漏れず何だか寒そうな格好をしていました。
内申点を気にするタイプの子にとって、「みんなと同じ格好」がヘンに目立たなくていいんですよね(^_^;)
とはいえ朝も早くて帰りも遅い中学生、氷点下の中を1km以上歩き続ければ体は芯から冷えてしまいます。
ついつい口うるさくなってしまうお節介おばさんと、青春真っただ中の長女。
妥協点の探り合いをしながら「冬の防寒対策」について考えました。
イマドキの中学生ってどんな服装をしているの?
暖かい時期の服装
雪さえ解けてしまえば、制服にハイソックスで通学してしまうのが中学生。
アウター1枚でも荷物が増えるのがイヤなようで、「いらない」と言われがちです。
ちなみに衣替えは「本人の体感温度で」というフリースタイルで、連日夏日を超えてくると学校からジャージ登校が許されます。
春から秋は、着るものが変わってもスニーカー(運動靴)のみです。
晩秋から初冬・春先の服装
アウターは色柄ともに学校の指定がありません。
ちょうどいいものがなかったので、今年フードつきのロングジャケットを1着購入しました。
色は制服のジャケットと同じ紺色、丈はジャケットよりほんの少し長いです。
生地にそれなりの厚さはありますが柔らかく、ジャケットの上から羽織っても肩回りの動作がスムーズで、大きな通学カバンを背負っても苦しくありません。
指定ジャージは黒ですがあわせて羽織っても違和感なし。
全体の色味を抑えているので、イヤーマフラーや手袋などの小物で色遊びや個性を出せますよ。
真冬の服装
まず私が疑問だったのは足元、靴です。
短めの黒い靴をはいてる子が多いかな?とのことでした。
紐の革靴の子もいれば、スポンとはけるスノーブーツの子もいます。
ムートンブーツと形は似ていますが、ムートンだと防水性が低いので真冬には不向きに感じます。
ヒールの高さは人それぞれなのだとか。
長女が選んだのは紐の革靴でヒールは1~1.5cm程度、内側にファスナーがついています。
アウターは、昨シーズンに買ったダッフルコートがあります。
色はスカートと同じグレーで、丈はジャケットよりほんの少し短い程度で長女から「このまま着られる」とOKが出ました。
ところが残念ながら「これでOK!」とはいかず、もうひと悩みしたお話が続きます。
休日に部活動がある日はどうするか
主に休日の部活動。
ジャージで登下校する場合にどんな靴をはいているのかが気になりました。
部活動で大会や練習試合があれば会場が区内とは限りませんし、長女の移動は交通機関と徒歩です。
革靴は足を痛めるリスクも高く冷えるので、雪道を長い時間歩くことは心配です。
「学校から帰ってくるまでに、10回も足首グキッ!ってなったんだよ」などと言っている子を心配するなっていうのは無理だわ(´・ω・`)
私が中学生の頃は「スノートレー」だった
親としてはお財布事情もあります。
できれば「制服・ジャージともに違和感のないアウターとシューズ」が理想ですよね?
そこでふと思い出したのがスノートレーニングシューズ、通称「スノトレ」「スノートレー」です。
スノートレーニングシューズとは
スノートレーって、雪国以外の地域ではなじみのないものでしょうか。
もしかすると「ナニソレ案件」かもしれないので簡単に説明しますが、見た目は普通のハイカットスニーカーです。
ランニングシューズとの違い
そもそもシューズの用途が違うので参考までですが、防水性を高めるためにメイン素材が違うことがわかっていただければ。
アシックス | スノーシューズ LAZERBEAM | ランニングシューズ レディース TJG777 |
メイン素材 | 人工皮革 | 合成繊維 |
アウターソール | ゴム底 | ゴム底 |
ヒール | フラット | フラット |
留め具の種類 | レースアップ | レースアップ |
そして、素材は同じでも形はまったく違うのが靴の裏。
溝が深くてまるでタイヤのよう、フローリングの上で試し履きをしてみると「キュッ!」と大きめの音がします。
スパイクもついていて、滑り止め効果は抜群です。
中学生男子はスノートレーが多いんですって。
全部学校指定ならラクチンなのに、女の子って……
母と長女が決めた冬の防寒対策
写真があるということは、スノートレーは購入済みです。
ブラックアイスバーンの季節から雪解けまで長く履けますし、部活動に限らずプライベートでも服装に合わせて選べますし。
例えば平日に部活動のある日はスノートレー、何もない日は革靴でもいいです。
そしてアウターです。
母の好みであげるならモッズコート、防寒性を損なわない程度に細身で太ももから膝丈だと尚よしです。
ダウンコートは、あまり厚みがあると通学カバンが背負いにくくなってしまうんです。
まっさらな状態で迷ったら、定番色でミドル丈のアウターにスノートレーニングシューズ、色味は小物で出すことをおススメします。
アウターとスノーシューズの2点で1~1.5万円、小物は1点1000~1500円、冬物はひとつひとつがお値段張るのでこれでもお財布に優しいです。
実用性とオシャレ
いくらあっても足りないほどに中高生はお金がかかります。
けれど少ない選択肢の範囲でオシャレを楽しみたい!と考えるのは、まったくおかしなことではなく。
青春は、おなかいっぱい謳歌してほしいですね。
大人が考える「合理性」というつまらない都合で消したくないと思いつつ、何でも叶えてあげることも無理なわけで。
引き続きちょうどいいところを探しています。
昨シーズンに長女が履いていたスノーブーツも今年は共用。
足の大きさがある程度決まって、共用できるようになったのでお得です。
ふたりの好みを持ち寄りながらも楽しいので、お互いがおばさん臭かったり若作りにならないようにだけ気をつけましょ(;´ω`)