家庭菜園が大好き。
マイホームを買って、ホムセンでブロックを買ってきて庭に畑を作って。
かれこれ9年楽しませてもらった。
趣味の域を超えてたけどね……最盛期には取れ過ぎて困ったし(笑)
子どもたちを連れて家を出て。
移り住んだマンションはバルコニーの日当たりがよくなくて、プランター栽培もやってみたけど全然ダメだった。
そもそも、地植えの野菜とは育ち方が違うことにがっかりしちゃって。
真夏にはエアコンの室外機の熱風で一気に枯れて。
ポッキリと心が折れた。
コロナ禍になって、外に出る機会が激減した。
巷では家で楽しめることのひとつとして家庭菜園も取り上げられていたけど、心がついていかない。
そんな頃、生協さんのカタログに載っていた「コーヒーの木」が目に留まった。
しばらくはそれ1つを粛々と育てていて。
最近いくつか増やしたのがある。
ガジュマルとテーブルヤシ。
こちらのセクシーガジュマルは、ニンジンガジュマルっていうのかな。
もう少し育ったら一歩踏み出してきそうな雰囲気。
買ってから何だけど。
テーブルヤシという名前だけど、”ヤシ”っていうくらいだから相当大きくなるのかな。
この子、名前覚えられない(ゴメンネ
ペペロミア。
調べてみるとたくさん種類があるみたいで、はっぱの形や模様が全然違うの。
収獲はできないけど、育てるのは楽しい。
グリーンはいいね。
今のお部屋は4階。
鉄筋コンクリート造の建物は外の音が遠くて、地面が遠くて。
気楽になった反面すごく孤独にもなった。
夕焼けはきれいだけど。
家庭菜園も、仲のよかったご近所さんも、ゆず姉とハナのお友達も、みんな離れてしまった。
ギスギスしながら生活していた頃よりずっといいはずなのに。
得たものより、失ったものが重くて、しばらくは心が浮かんでこなかった。
観葉植物を育てるようになって、やっと心が落ち着いてきたことに気づいた。
自分のことで手一杯だと枯らしてしまうの。
(ちなみに、すでに1つ枯らしてる)
でも、きっともう大丈夫。