米津玄師さんの「カムパネルラ」が好き。
「銀河鉄道の夜」でジョバンニの友人として出てくるのがカムパネルラで、この曲はザネリの視点。
未読だったので随分あとで知った。
カムパネルラに対して歌っている曲ではあるんですけれど、歌っている人はジョバンニではなく、どちらかというとザネリというイメージです。ザネリはいじわるな子で、カムパネルラが死ぬ直接的な原因になってしまった人。自分はザネリにすごく感情移入する部分があるんです。人間は犯した過ちによって、直接的、間接的に限らず、誰かの死の原因になり得る。自分のいろんな選択が、誰かの死につながっていると思うんです。
米津玄師「STRAY SHEEP」インタビュー|3年かけて磨き上げた傷だらけの宝石 (3/4) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
こういう話、好き。
言語化は苦手だけど感覚的にすごくわかる。
興味を持った私。
小学生の頃から、宮沢賢治は「読みにくいな」と感じていたにも関わらず買ってしまった。
太宰治の「人間失格」も未読。
それはきっと、この時代の人たちの文章が苦手だという先入観から手を出してこなかったから。
生きているうちに一度くらい読んでおきたい。
案の定、読み始めから唸り。
途中で疲れてyoutubeで動画を探して横着しつつ。
「銀河鉄道の夜 あらすじ」とググり。
最終的には話の概要を掴んでから、やっとで読了した(笑)
でも、これは読んでよかった(どの口が言うのか)
読んでから「カムパネルラ」を聴いた時、これを制作した米津玄師さんへの恐れとも尊敬ともつかない感情がわいてきた。
これを読んでここに繋げていける感性、凡人の私には到底理解できない。
すごい。
感想からあふれる小並感、すごいしか言えない。
ちなみに「人間失格」
ゆず姉が宿泊学習のお供に連れて行って、バスの中で読んできた。
乗り物酔いしない体質が羨ましいのと。
敢えてそれを持っていくセンス。