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左心低形成症候群の娘、きょうだい児の2人、ひとり親、ドタバタの日々。

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ハナ、不登校始めました。


一学期の定期テストが明けた頃から、ハナの体調が不安定になった。
6月下旬のこと。

 

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中学生になって初めて引き受けた学級委員。
でもそれが段々負担になっていることは、朝起きてから登校前の表情を見て把握していた。

「朝、歩いてる時間が苦痛」

そう言い始めたのはいつのことだったか。
小学校が徒歩5分と近過ぎただけに、10kgの荷物を背負っての20分は随分と遠く感じても仕方ない。

それでも、友達4人と一緒だったこともあり。
じき慣れるだろうと様子を見ていた。

放課後の委員会活動や学年旗の製作など、学級委員としての活動を楽しめていたのはわかったから。

 

正直なところ。
入学早々やる気全開だったハナを見ていて、怖かった。

小さな頃から感覚過敏で、とても不安の強い子だったハナ。
外ではしっかり者と言われることが多かったけれど、実際にはかなり気を張って「失敗しないように」と頑張っていたのを知っている。

 

「止めた方がいいのかもしれない」

そう思わなかったわけではない。
でも、これは成長のタイミングかもしれない。

本人が困る前から余計な口出しをするのもおかしな話、その心配は私の内にとどめることにした。

 

でも、結局潰れてしまった。

体調不良の主訴は「喉の詰まり・息苦しさ」
アレルギー持ちでもあるハナ、ひとまずかかりつけの耳鼻科を受診した。

事情と希望を話すと、その日のうちにこども病院の思春期外来へと紹介状を書いてもらえることになり。

4ヶ月後に予約が取れた。
「少しでも早くラクにしてあげたい」と、主治医の言葉に感謝。

 

新しく主治医になるのは、モモの発達外来の主治医S先生。
ハナにとっては知らない場所の知らない先生だけれど、私が知っているので安心して連れて行けることはよかった

心のハードルは少しでも低い方がいい。

 

一学期のうちは漢方で様子を見ながら登校したけれど、学校で体調を崩してしまうことが増えてきて不安が強まっていた。

二学期の始業式。
玄関で足が止まったまま動けなくて、声を掛けると小さな子どものようにボロボロと泣き出したので家に入れた。

迷うことなく「学校には行かなくていい」と言った。


しばらくは隔週でスクールカウンセラー(SC)面談を入れつつ、時々担任と電話することもあった。
それも「学校に行かなければいけない」という心の構えが体調へと繋がり、起きられない日が続くようになったのでやめた。

「学校が嫌いなわけではないから、いずれ戻りたい」

ハナの希望を聞いて勉強の仕方を考えたり、体調の記録を残したり、試行錯誤しながらやってみたけれど。
心が回復し切らない状況では何を取り入れても続かない。

 

SCや担任と面談を重ねている時に、感じたことがある。

学校側は、願わくは学校に戻れるようにしたい。
SCは、子どもが無理なく元気に過ごせるようにしたい。

見ているのは同じ子どものことだけど、それは決して「All for one」ではなかった。

私の考えも併せて擦り合わせてトライアンドエラーの繰り返し。
その9割が骨折り損。

 

ある時SCの言う通りにしたら、それまで時間を掛けて積み上げてきたことが土台から崩れてしまいさすがに凹んだ。

プロの言うことだからって必ずしもプラスに働くとは限らないし、13年母親やっていても気づけないことはある。
とても難しい、でも心を折っている暇はなかった。

体調不良から3ヶ月、不登校から1ヶ月。
面談や付き添いに時間を割かれ、幼稚園の行事やモモの通院も多い時期で、心身ともにしんどい時期だった。

 

原因に関しては、もともと持っていた感覚過敏は大きいのだろうけど。
例えば「いじめ」のように、わかりやすい問題が起こったわけではなかったから難しかった。

中学校生活に適応し切れなかった。
本当にそれだけなのかと。

そこで、糸口になるものを共有しておきたいとは考えた。

ゆず姉と相談して、元夫のギャンブル依存症や自己破産のこと、離婚のこと、モモの心臓のこと、児童相談所に通報されたこと。
ここ数年で大きなストレスになりうることを手紙に書いて、それを担任に託した。

 

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「僕は結婚もしてないし子どももいないので何も言えませんが、お母さん本当に凄いです。強いです。何でも言ってください、一緒に頑張りましょう!」

担任は若い男性、手紙を読んだあと半べそみたいな声で電話をくれた。
さすがにちょっと重い話で申し訳なかった。


ハナはお友達に恵まれている。

不登校が始まった頃には距離を取っていたけれど、少し落ち着いた頃からLINEで連絡を取り合い、時には顔を見に来てくれる子もいて。
それを担任に伝えてくれることもあれば、私が伝えたハナの様子を担任が伝えてくれることもある。

そういう繋がりが途絶えないことは、ありがたかった。

 

受診して治療が始まったところで、元の生活に戻れる保証はどこにもない。
いつまで続くのかもわからない。

不安がないわけではない。
だからといって大した問題ではないだろうとも思っていて、そのあたりはモモの闘病に鍛えられたのかもしれない。

だって、命があるんだもの。

 

ちゃんと食べているし、寝ているし、たくさん笑って過ごせている。

だから、この先何があってもハナは大丈夫。
それだけは信じている。

 

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