はっちゃき娘ズplus☆

左心低形成症候群の娘、きょうだい児の2人、ひとり親、ドタバタの日々。

MENU

お大事に。

長い病院生活、
付き添い入院最後になる朝の回診。

 

やっと家族のもとに連れて帰れるのだという喜び。

けれどそこには「障害児を育てていく」という
大きな不安がついてくる。

すぐに相談できる看護師たち、
納得できるまで向き合ってくれる医師たち、
医療従事者たちに支えられてきたことを思い知る。

子どものことに専念できたのは
看護助手、清掃員、数多くのスタッフのお陰。

まるで世の中に放り出されるようだ。

 

───退院するのが心配です。

そのひとことに、
主治医はふと気づいた顔で「初めて退院するからね」と言い。

それから力強い声で「大丈夫」と、優しく笑った。

 

子どもの頭をひと撫でしながら伝えてくれた
「お大事に」

病院を受診すれば当たり前のように言われる、
このたったひとこと。

それが傾いだ心を支えた。

 

 

去っていく後姿に感謝の気持ちが溢れた。

心のお守りになっている
背中を押してもらったひとこと。

© 2015-2022 はっちゃき娘ズplus☆